ハーブ

このカテゴリーに記載されているハーブの一覧

[ア行] ・オレガノ Oregano
[カ行] ・コリアンダー Coriander
[サ行] ・山椒     ・紫蘇(しそ)     ・セージ Sage
[タ行] ・タイム Thyme      ・タラゴン(エストラゴン) Tarragon
     ・チャービル(Chervil)/セルフィーユ     ・チャイブ Chives     ・ディル Dill
[ナ行] 
[ハ行] ・フェンネル Fennel     ・パセリ Parsley     ・バジル Basil
[マ行] ・マージョラム Marjoram     ・茗荷(みょうが)     ・ミント  Mint
[ヤ行] 
[ラ行] ・ルッコラ/ロケット(Rocket)     ・レモングラス  Lemongrass
     ・レモンバーム Lemon Balm     ・ローズマリー Rosemary
[ワ行] 

山椒

ミカン科サンショウ属の落葉低木。
英名はJapanese pepper。
日本人にはなじみの深い香辛料です。

若芽・若葉(木の芽)は緑が鮮やかなので、料理などの彩りとして添えられたり、また吸い口として用いられます。使う直前に手のひらにのせて軽く叩くと、香りが増すと言われます。
木の芽和えや木の芽味噌に使われる他、佃煮の材料にもなります。

花(花山椒)は料理の吸い口として、あるいは佃煮に利用されます。

未熟な果実(青山椒、実山椒)は茹でて佃煮にします。


レモンバーム  Lemon Balm

和名: 西洋やまはっか、香水はっか

原産地はヨーロッパ南部・西アジアでシソ科メリッサ属の多年草。
レモンのような爽やかな香りがあります。

鶏肉や魚介料理、手作りのソーセージに加えたり、刻んでサラダやソースに入れたり、マヨネーズに細かく刻んで加えたりして利用します。


レモングラス  Lemongrass

原産地はインド・スリランカで、イネ科オガルカヤ属の多年草。
細くて長い線状の葉にはレモンのような爽やかな香りがあり、生または乾燥させて用いまが、乾燥させたものは香りが落ちます。

タイ料理のトムやヤムクンなど、東南アジアのエスニック料理に欠かせないハーブです。
生の根元部分は、刻んで肉や魚介類の下ごしらえに用いたり、炒め物やスープの香りづけに使います。


ルッコラ/ロケット(Rocket)

和名: きばなすずしろ

原産は地中海沿岸~アジア西部で、アブラナ科キバナスズシロ属の1~2年草。

葉はごまに似た風味とクレソンのようなピリッとした辛味があり、種からは油がとれます。
早く摘み取ったものほど辛味が少なく、マイルドな風味です。
カロテン、カルシウム、ビタミンC、鉄分が豊富に含まれている緑黄色野菜です。


ミント  Mint

和名: 薄荷(ハッカ)

原産は、ヨーロッパ南部で、シソ科メンタ属の多年草。
メントールの鋭く、爽やかな香りがあります。
  
料理に利用されるのは、おもにスペアミント、ペパーミントで、生葉をそのままか、もんだり刻んだりして使います。
料理やデザートの飾りやカクテルに添えたり、紅茶やソーダに加えたりハーブティーにして利用されます。
スペアミントとアップルミントは、新鮮な葉をフルーツサラダや豆に加えて使われることもあります。  


茗荷(みょうが)

日陰を好み、地下で繁殖。
開花前の花穂を花みょうが、みょうが、みょうがの子と呼び、軟化した若い茎はみょうがたけと呼んで、食用にされます。

独特の香りが好まれ、また特有の紅色が目を楽しませてくれます。
蕎麦、素麺などの薬味として利用されるほか、天ぷらや酢の物、味噌汁の具などとしても使われます。

香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっているそうです。
また食物繊維を多く含んでいます。

参考:俗に「食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが、栄養学的にそのような成分は含まれていないそうです。

マージョラム  Marjoram

和名: マヨラナ

原産地は地中海沿岸、シソ科ハナハッカ属の多年草。

甘くスパイシーな芳香とほろ苦さをもつ香草で、地中海沿岸の料理によく使われる。
生葉のまま、あるいは乾燥させたものを用います。

煮込み料理やソーセージの香りづけ、レバーの臭み消し、スープ、ソースなどの風味づけ、チーズ料理の仕上げなどに使われます。


フェンネル  Fennel

和名: ウイキョウ

原産地はヨーロッパ・地中海沿岸で、セリ科ウイキョウ属の多年草。

フェンネルの変種で、種子を香辛料として使い、アニスに似た甘い香りとピリッとした風味が特徴です。
種はソースやパン、魚料理に利用します。

葉は魚料理やピクルスの風味付けやスープに入れたり、きざんでサラダに添えたりします。


パセリ  Parsley

和名: オランダゼリ

日本では縮れた葉をもつモスカールドパセリが主流ですが、イタリアでは葉が平たく香りが豊かな、イタリアンパセリが用いられます。
どちらの種類も栄養価が高く、ビタミンA (βカロチン)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC など多くのビタミンを含み、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも豊富です。食物繊維、葉緑素なども含み、これら栄養素の含有量は、野菜の中でもトップクラスです。

そのままちぎって料理に添えたり、細かく刻んで料理のソースやドレッシングなどに利用します。


バジル  Basil

和名:メボウキ

原産地はインド・熱帯アジアで、シソ科オキムム属の1~2年草。
葉をハーブとして生のままや乾燥させたものを用いる。

栽培品種は何種類かあり、なかでもスイートバジルがよく栽培されています。
甘い香りとかすかな辛味が特徴で、カロテン、カルシウム、マンガン、ビタミンE、Kを多く含んでいます


ディル  Dill

和名: イノンド

原産地はインド・イラン・地中海地方で、セリ科イノンド属の1~2年草。

葉はさわやかな香りと軽い辛味、羽のようにやわらかな形状が特徴。
「魚のハーブ」と呼ばれるくらい魚料理との相性が良く、魚の臭みを消して旨みをうまく引き出します。
魚料理以外では、卵料理やポテトサラダに使われます。

生の葉は細かく刻んで、乾燥したものは細かくもんで使います。
ピクルスの風味づけにも欠かせません。


チャイブ  Chives

原産地はヨーロッパ・北アメリカ・アジアでユリ科ネギ属の多年草。
フランス名はシブレット。

あさつきに似ていますがより細く、ねぎ臭さがなく、やわらかでデリケートな香りです。
刻んでソースに加えたり、オムレツやスープに加えたり、サラダに彩りや香りを添えたりします。
日本ではあさつきで代用することが多いようです。


チャービル(Chervil)/セルフィーユ

原産地はヨーロッパ中部~東部で、セリ科アントリスクス属の1~2年草。
セルフィーユというのはフランス名。

マイルドで繊細なおだやかな香りで、フィーヌゼルブ(ミックス薬味草)に使われ、主に料理に彩りを添えるのに使われます。
フランス料理では、パセリと同様な用い方をされます。
フレッシュな葉はサラダやドレッシング、ハーブバター、スープ、魚や鶏肉の料理、卵料理、クリームチーズ、ソースなどに使われたり、料理の仕上げに使われます。


タラゴン(エストラゴン)  Tarragon

原産地は東ヨーロッパや西アジアで、キク科ヨモギ属の多年草。

タラゴンを大きく分けるとフレンチタラゴンとロシアンタラゴンの2種類があり、一般的にタラゴンというと、フレンチタラゴンのことを指します。
栽培はロシアンタラゴンの方が簡単ですが、料理にはあまり向きません。

フレンチタラゴンは風味が繊細で、ミネラルやビタミンが豊富であり、食欲を増進させ、消化を促する働きなどもあります。


紫蘇(しそ)

日本では昔から栽培されている、お馴染みの香味野菜。
手軽に育てることができます。
食用にするのは青紫蘇と赤紫蘇の2種類。

【青紫蘇】

葉は野菜としては「大葉(おおば)」とも呼ばれ、香味野菜として刺身のつまをはじめ、様々な料理に使われます。
熟さない実を付けた状態は穂じそ、花が開き掛けのものは「花穂じそ」と呼ばれ、刺身のつまや天ぷらに使われたり、花をしごいてサラダに混ぜるなどの利用も出来ます。


コリアンダー  Coriander

和名: コエンドロ
中国では香菜(シャンツァイ)、タイではパクチー、ベトナムではザウムイ(rau mui)、スペイン語ではシラントロ(cilantro)、ポルトガル語ではコエントロ(coentro)。

コリアンダーは過去3000年にもわたり、薬草として栽培されてきました。
ローマ人は防腐剤として用いられ、中国人は永遠の命を与えるものだと考えていたようです。
中世においては、催淫剤として媚薬に調合もされていました。


オレガノ  Oregano

和名: 花薄荷(ハナハッカ)

原産はヨーロッパから西アジア、シソ科ハナハッカ属の多年草。
イタリア料理には欠かせない香草です。
葉はほろ苦い清涼感があり、生もしくは乾燥させて香辛料として使われます。


セージ Sage

セージ

和名:薬用サルビア

ヨーロッパ原産のシソ科サルビア属の多年草で、薬効成分が豊富なハーブです。
ヨーロッパでは「セージを植えている家に病人はでない」と言われていたほど、あらゆる病気によく効く薬草として珍重されていたようです。


ローズマリー Rosemary

ローズマリー rosemary

和名: マンネンロウ

原産地は地中海沿岸で、シソ科ロスマリヌス属の木本。

直立性のものと、垂れて這うように広がっていくタイプがあり、常緑なので1年中収穫できます。
ポリフェノールの含量が非常に高く、優れた活性酸素消去活性・抗酸化力を発揮します。


タイム Thyme

和名:タチジャコウソウ

原産はヨーロッパ南部の地中海沿岸で、シソ科イブキジャコウソウ属の木本。

大きく分けて、立木性のものと這うように広がるほふく性のもの(クリーピングタイム)があります。
もっとも一般的な「コモンタイム」のほか、30数種ほどの品種があります。
コモンタイムは辛味と特有のすがすがしい強い香りが特徴で、料理には葉や小枝を利用します。
レモンタイムも料理やハーブティーなどに向いています。


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