コリアンダー  Coriander

和名: コエンドロ
中国では香菜(シャンツァイ)、タイではパクチー、ベトナムではザウムイ(rau mui)、スペイン語ではシラントロ(cilantro)、ポルトガル語ではコエントロ(coentro)。

コリアンダーは過去3000年にもわたり、薬草として栽培されてきました。
ローマ人は防腐剤として用いられ、中国人は永遠の命を与えるものだと考えていたようです。
中世においては、催淫剤として媚薬に調合もされていました。

コリアンダーの葉と茎には独特の風味があり、人によって好き嫌いが分かれます。その風味を嫌う人にはカメムシのようなと評される事もありますが、香りに惹かれると病み付きになる人も多いです。

【葉や茎・根の料理法】

中国ではスープ、麺類、粥、鍋料理などの風味付けに利用したり、地方によってはキュウリ、ピーマンなどと一緒にサラダにします。
タイでは、トムヤムクンなどのスープをはじめ、さまざまな料理に用いられます。
ベトナムでは、生春巻き、フォーなどの麺料理に欠かせません。
中南米では、スープやサルサなどに広く用いられます。
ポルトガルでは、魚介類と野菜を使ったカタプラーナという鍋料理など郷土料理によく用いられ、ポルトガル料理の味を特徴づける重要な食材となっています。

【種の料理法】

コリアンダーシードをすりつぶした粉末は柑橘類、特にオレンジのような香りを漂わせ、カレーやフランクフルトソーセージ、スープやソース類などに使われます。


【料理以外の利用法】

消化強壮・リラックスのために、食前酒に漬け込んだり、噛んだりハーブティーにして用いられる事があります
製油は軟膏にして、筋肉痛の緩和に利用されます。
薬品の香付けにも使用されています。
種はポプリに。


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