セージ Sage
セージ
和名:薬用サルビア
ヨーロッパ原産のシソ科サルビア属の多年草で、薬効成分が豊富なハーブです。
ヨーロッパでは「セージを植えている家に病人はでない」と言われていたほど、あらゆる病気によく効く薬草として珍重されていたようです。
葉を生や乾燥して用い、樟脳やよもぎを連想させる独特の香りがあります。
料理に使うと肉の臭みを消し、油っぽさも消し、風味を増してくれ、その名前からソーセージの語源になったとも言われています。
肉料理、内臓料理、ソースやドレッシング、ハーブティーなど多様な使われ方があります。
葉はそのまま天ぷらにしても美味しく食べられます。
紫色の穂状の花は、サラダに利用することが出来ます。
抗酸化作用があって、ヨーロッパなどでは古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われていました。老化防止やからだの調子を整える効果があります。またタンニンが含まれていて、抗菌・止血鎮痛作用もあります。
口内炎や歯茎の出血止め、うがい薬にも使用されていたころもあるようです。
ハーブティーの効用は、気分を明るくし、興奮を鎮める作用、消化促進、神経の強壮、血液の浄化、発汗のコントロール、咳や風邪を緩和させる、生理不順や更年期障害にも有効など、様々な症状に効果的ですが、強い効力があるので多量に飲むのは避けましょう。
栽培は水はけと日当たりのいい場所を好みます。水やりは土の表面がかわいてから、底から水が流れ出るくらいたっぷりあげるようにしてください。
食用として利用されるのはコモンセージですが、チェリーセージ、パイナップルセージ、クラリーセージ、メキシカンブッシュセージなど種類が多く、香りや花の色や形を楽しめるので、観賞用としての栽培もオススメです。