五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン)
中国の代表的な混合香辛料。
「桂皮(シナモン)」「陳皮」「丁香(クローブ)」をベースに、他の2種類を加え、計5種類のスパイスが使用されている複合香辛料です。
ただし、五香とは「数種類の」と言う意味で、5種類と指定されているわけではありません。
ベースの3種以外は花椒(サンショウ)、小茴(フェンネル、ウイキョウ)、大茴(八角)、ジンジャー、カルダモンなど、地方によっても異なります。
少量加えただけで、中華系香り高い風味をつけてくれます。
材料の臭み消しや香りつけ、煮込みダレなどに用いられます。
肉をやわらかくする働きもあるようです。
中華料理に限らず、ベトナム、マレーやインドシナなどの東南アジアの料理とも相性がいいです。
脱臭効果や強壮、消化促進作用、抗菌作用と防腐(防虫)作用などの効用があります。
また、食欲増進効果や鎮静作用、新陳代謝の活性化や肥満の防止にも効果があります。
熱がある時には使わないほうがいいようです。